ベルリン旅行ガイド

朝日を浴びるベルリンのブランデンブルク門と手前のパリ広場。
ブランデンブルク門 · 写真: Thomas Wolf, www.foto-tw.de / CC BY-SA 3.0

再統一の象徴ブランデンブルク門、歩いて上れるガラスのドームがある連邦議会議事堂、ユネスコ世界遺産の博物館島がそろうドイツの首都です。ベルリンの壁の跡や、12の区それぞれに異なる街の雰囲気を楽しめ、近郊ポツダムのサンスーシ宮殿へも日帰りで行けます。

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このページの内容

ひと目でわかる基本情報

通貨
EUR (€)
電圧・プラグ
220V · タイプ C/F
車の通行
右側通行
チップ
公式情報で確認
現地の言語
Deutsch
おすすめ滞在日数
3〜4泊

緊急連絡先

ベストシーズン

ドイツ気象局(DWD)のベルリン・テンペルホーフ観測所の1991–2020年平年値では、5〜9月は日中の最高気温が20〜25°Cで、観光に最適です。1月は最高4°C、最低-1°C前後と寒くなります。月降水量は約29〜72mmで、7月が最も多く、4月が最も少なくなります。毎年秋には10月に8日間、光の祭典(Festival of Lights)が無料で開かれ、クリスマスマーケットは伝統的に待降節第1日曜日の11月末に始まり、一部は11月初めから開かれます(ベルリン観光局)。

月別の平年気温・降水量

最も暖かい月7月(平均最高25.2°C)・最も涼しい月1月(平均最低-1.4°C)・降水量が最も多い月7月(71.7mm)

最高 °C最低 °C降水量 mm
1月3.6°-1.4°47.7
2月5.1°-0.8°36.0
3月9.0°1.4°40.5
4月15.1°5.2°29.3
5月19.6°9.3°52.3
6月23.1°12.8°58.2
7月25.2°15.1°71.7
8月24.9°14.7°58.1
9月19.9°10.9°46.6
10月14.0°6.6°43.9
11月8.0°2.7°41.7
12月4.4°-0.1°44.2

日最高・日最低気温の月平均と月降水量の平年値です。年によって異なります。

出典:ドイツ気象局(DWD)・ベルリン・テンペルホーフ観測所(Berlin-Tempelhof)・1991–2020年の平年値 —元の資料

空港から市内へ

ベルリン・ブランデンブルク空港(BER):空港急行FEX

空港駅(Flughafen BER)は第1ターミナルの真下、U2階にあります。空港によると、FEXは午前4時〜午前1時に15分間隔で、ズュートクロイツ、ポツダム広場、中央駅を結びます。2026年12月までは、FEXとRE20を合わせて1時間に4本の運行です。空港は運賃ゾーンCにあるため、市内まではABC券が必要です。

所要時間 中央駅まで約23分、ポツダム広場まで約19分料金 ABC片道券5.00ユーロ

ベルリン・ブランデンブルク空港(BER):SバーンS9・S85

同じ空港駅から乗ります。S9はシェーネヴァイデ、東駅、アレクサンダー広場、フリードリヒシュトラーセ、中央駅、ツォー駅(Zoologischer Garten)を経てシュパンダウへ、S85はオストクロイツを経てフローナウへ行きます。どちらも20分間隔です。

所要時間 公式情報をご確認ください料金 ABC片道券5.00ユーロ

ベルリン・ブランデンブルク空港(BER):急行バスX7・夜行バス

第1ターミナル到着階(E0)前のA6-7停留所から、X7が5〜10分間隔で地下鉄U7のルードー駅(U Rudow)へ向かいます。深夜に到着した場合は、夜行バスN60(アレクサンダー広場方面、30分間隔)とN7が利用できます。空港のサイトに運行障害のお知らせが出ることがあるので、出発前にご確認ください。

所要時間 公式情報をご確認ください料金 ABC片道券5.00ユーロ

ベルリン・ブランデンブルク空港(BER):タクシー

第1・第2ターミナルに到着した人は、第1ターミナル前E0階の北・南タクシー乗り場で認可タクシーに乗ります。乗り場以外で声をかけてくる車には乗らないでください。ほかのルートを決めていなければ運転手は最短ルートを走る義務があり、求めれば領収書を発行しなければなりません。

所要時間 公式情報をご確認ください料金 公式情報をご確認ください

市内の移動

運賃ゾーン(A・B・C)と片道券

AはSバーン環状線の内側の都心、Bは環状線の外から市境まで、Cは空港やポツダムを含む周辺約15kmです。市内だけならAB券で足ります。片道券はAB 4.00ユーロ、ABC 5.00ユーロで、一方向に120分間有効、乗り換えはできますが往復には使えません。短区間券(S・Uバーン3駅、またはトラム・バス6停留所)は2.80ユーロです。

24時間券

刻印から24時間乗り放題で、AB 11.20ユーロ、ABC 12.90ユーロです。大人1人につき6〜14歳の子ども3人まで同伴できます。最大5人で使える小グループ券(AB 35.30ユーロ)もあります。

ベルリン・ウェルカムカード

BVGが「公式の観光客向け乗車券」と案内するカードで、公共交通が乗り放題になり、170以上の提携先で最大50%割引が受けられます。72時間券はAB 39.50ユーロ、ABC 45.50ユーロ、48時間券は28.50ユーロからです。BVGのアプリ、駅の券売機、観光案内所で買えます。

アプリ・券売機と刻印

乗車券はVBB、BVG、Sバーンの公式アプリか、駅や空港の券売機で買えます。券売機で買った紙の乗車券は、乗車前に必ず刻印してください。ドイツ全土の近距離・地域列車に乗れるDeutschland-Ticketは月63ユーロの定期購読で、IC・EC・ICEなどの長距離列車は含まれません。

泊まるならこのエリア

ミッテ(博物館島・ウンター・デン・リンデン周辺)

おすすめ: 初めての人、徒歩観光

13世紀にシュプレー川沿いの集落から始まったベルリンの中心です。博物館島、ベルリン大聖堂、フンボルト・フォーラム、ブランデンブルク門が近く、ハッケシャー・マルクト周辺には小さな店や中庭の路地が多くあります。

プレンツラウアー・ベルク

おすすめ: カフェ、散策、のんびりした街

パンコウ区に属する地区で、ヘルムホルツ広場やコルヴィッツ広場の周りにカフェや飲食店が多く、オーダーベルガー通りとカスタニエンアレーにはデザイナーズショップが集まっています。

フリードリヒスハイン・クロイツベルク

おすすめ: ナイトライフ、ストリートフード、壁の歴史

オーバーバウム橋で結ばれた二つの地区で、イーストサイドギャラリーに近く、バーやクラブ、ストリートフードが豊富です。ヴァルシャウアー通り周辺や、クロイツベルクのオラーニエン通り、メーリングダム周辺は夜ににぎわいます。

シャルロッテンブルク(クーダム周辺)

おすすめ: ショッピング、宮殿、落ち着いた雰囲気

クアフュルステンダム(クーダム)は、壁の時代に西ベルリンの目抜き通りだったショッピング街です。カイザー・ヴィルヘルム記念教会から始まり、西にはシャルロッテンブルク宮殿があります。

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必見スポット

  1. ブランデンブルク門

    1791年に建てられたベルリンのランドマークで、再統一の象徴です。前のパリ広場とともに24時間見学できます。U5線ブランデンブルク門駅(Brandenburger Tor)で降ります。

  2. 連邦議会議事堂(ライヒスターク)のガラスドーム

    歩いて上るガラスのドームと屋上テラスから政府地区を見渡せます。連邦議会の見学サービスは無料ですが、ドームと屋上テラスはオンラインでの事前予約が必須です。公式には毎日午前8時から午後9時45分(最終入場)までで、議会の日程により変わることがあります。大きな荷物は持ち込めず、預かり所もありません。

    西側から見たベルリンの連邦議会議事堂と屋上のガラスドーム。
    連邦議会議事堂(ライヒスターク) · 写真: Jörg Braukmann / CC BY-SA 4.0
  3. 博物館島と新博物館

    旧博物館、新博物館、旧国立美術館、ボーデ博物館、ペルガモン博物館が集まるユネスコ世界遺産です。ネフェルティティの胸像がある新博物館は月曜休館で、火〜日の午前10時〜午後6時に開館します。入場料は新博物館14ユーロ、博物館島共通券24ユーロで、18歳以下は無料の入場券を受け取る必要があります。ペルガモン博物館は公式には2027年6月4日に再開予定です。

  4. ベルリン大聖堂

    博物館島に建つ大聖堂で、ホーエンツォレルン家の墓所と、ドームの上の高さ約50mの展望回廊があります。公式には月〜土は午前9時〜午後6時、日曜は正午〜午後6時(最終入場午後5時)で、入場料はオーディオガイド込みで15ユーロです。A3サイズより大きいバッグやスーツケースは持ち込めません。

    シュプレー川の水面に映るベルリン大聖堂。西から東を望む。
    ベルリン大聖堂 · 写真: Ansgar Koreng / CC BY 3.0 DE
  5. ベルリンの壁記念館(ベルナウアー通り)

    本物の壁の一部と監視塔が残り、国境施設の様子がわかります。屋外展示は毎日午前8時〜午後10時、記録センターは火〜日の午前10時〜午後6時に開いており、入場は無料です。S1、S2、S25、S26線のノルトバーンホーフ駅で降ります。分断の犠牲者を追悼する場所なので、静かに見学しましょう。

  6. イーストサイドギャラリー

    全長1,300mを超える、現存する最も長い壁の区間で、壁の崩壊後に21か国118人のアーティストが絵を描きました。ヴァルシャウアー通り駅(Sバーン、U1、U3)から歩いて行けます。見学は無料です。

  7. シャルロッテンブルク宮殿

    1700年に建てられた旧宮殿を中心とするベルリン最大の宮殿群で、広いバロック庭園があります。月曜休館で、4〜10月は火〜日の10:00〜17:30、11・12月は10:00〜16:30です。旧宮殿の入場券は12ユーロで、庭園内の施設を1日で回れるcharlottenburg+券(19ユーロ)には旧宮殿の入場時間指定が付きます。バスM45で行きます。

    ライトアップされた夜のシャルロッテンブルク宮殿の南側正面。
    シャルロッテンブルク宮殿 · 写真: Thomas Wolf, www.foto-tw.de / CC BY-SA 3.0 DE
  8. サンスーシ宮殿(ポツダム、日帰り旅行)

    フリードリヒ大王が最も愛した夏の宮殿で、ブドウ畑の段々の上に建っています。入場は時間指定制で1日の入場者数に限りがあるため、オンラインでの事前購入がおすすめです。月曜休館で、4〜10月は火〜日の10:00〜17:30、入場券は14ユーロです。ポツダムはゾーンCなのでABC券が必要です。

    ブドウ畑の斜面の上に建つポツダムのサンスーシ宮殿。
    サンスーシ宮殿(ポツダム) · 写真: Steffen Heilfort / CC BY-SA 3.0

ツアー・チケット →

ぜひ食べたいもの

カリーヴルスト

焼いたソーセージにトマトカレーソースをかけたベルリン名物の軽食です。街中の軽食スタンドで、手軽な昼食として食べられています。

アイスバイン(エンドウ豆のピューレ添え)

ゆでた豚のすね肉で、ベルリンではマッシュポテトの代わりに自家製のエンドウ豆のピューレとザワークラウトを添えます。

ケーニヒスベルガー・クロプセ

ベルリンで伝統的に日曜日に食べられる、ボリュームのあるミートボール料理です。

ブレッテ

ベルリンの酒場の定番の肉団子で、ビールのおつまみにぴったりです。

プファンクーヘン(ベルリン風ドーナツ)

パンケーキというよりドーナツに近いパンで、ドイツのほかの地域では「ベルリナー」と呼ばれますが、ベルリンではプファンクーヘンです。かつては大みそかやカーニバルに食べましたが、今は一年中パン屋で買えます。

1日の予算(1人)

節約交通:AB片道券4.00ユーロ、AB 24時間券11.20ユーロ。博物館島共通券は24ユーロ(18歳以下無料)、ベルリンの壁記念館は無料です。宿泊費と食費は日によって大きく変わるので、予約サイトでご確認ください
標準ウェルカムカード72時間券(AB)39.50ユーロに有料の名所を加えると:ベルリン大聖堂15ユーロ、シャルロッテンブルク旧宮殿12ユーロ、サンスーシ宮殿14ユーロ。宿泊費と食費は予約サイトでご確認ください
ゆったり宿泊費が予算の大半を占め、有料の宿泊には7.5%の宿泊税がかかります。日程ごとの料金を予約サイトで比較してください

金額は現地通貨のおおよその目安です。為替レートは出発前に確認してください。

モデルコース

  1. 1日目

    空港からFEXで中央駅へ移動してチェックイン → 事前予約した連邦議会議事堂のガラスドーム → ブランデンブルク門とパリ広場 → ウンター・デン・リンデンを散策。

  2. 2日目

    博物館島(新博物館のネフェルティティの胸像、月曜休館) → ベルリン大聖堂とドームの展望回廊 → 夜はハッケシャー・マルクト周辺へ。

  3. 3日目

    Sバーンでノルトバーンホーフへ行き、ベルリンの壁記念館(記録センターは火〜日) → ヴァルシャウアー通りへ移動してイーストサイドギャラリー → 夜はフリードリヒスハイン・クロイツベルクへ。

  4. 4日目

    ABC券でポツダムのサンスーシ宮殿へ日帰り旅行(時間指定券を事前購入)、またはバスM45でシャルロッテンブルク宮殿とクーダムへ。どちらの宮殿も月曜休館です。

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