比較 · アメリカ
ボストンとニューヨーク、初めてならどっち?

歩いて巡る独立革命の街ボストンか、美術館・舞台・スカイラインのニューヨークか。空港からの移動、日数と予算、月別の天気、街歩きの一日、公園とフェリーを比較しました。
公開
ひと言で選ぶなら
ボストンはアメリカ独立革命の舞台となった歴史の街です。地面の赤い線をたどるフリーダム・トレイルと、アメリカ最古の公園ボストン・コモンが旅の中心で、「アメリカの歩く街」と呼ばれるほど歩きやすい街です。ガイドがすすめる日数は3泊4日〜4泊5日です。
ニューヨークは美術館、ブロードウェイ、スカイライン、世界中の料理がひとつの街に詰まっています。マンハッタンは碁盤の目状の道路なので迷いにくく、ミッドタウンとダウンタウンは歩いて巡るのが一番です。ガイドは4〜6泊をすすめ、ホテルと外食が高いので予算計画が大切だとしています。
こんな人に:ボストンは赤い線に沿って独立革命の史跡を歩き、公園や港の島々、クラムチャウダーやロブスターロールなどの海の幸をゆっくり楽しみたい人。ニューヨークは美術館や舞台、展望台や橋から見るスカイライン、さまざまな街の味で毎日をたっぷり埋めたい人。
空港から市内へ
ボストンはボストン・ローガン国際空港(BOS)です。各ターミナル前の道路からシルバーラインSL1のバスに乗ると、シーポートを経てサウス駅まで行けます。空港から市内方面は無料で、レッドラインへ無料で乗り換えられます。無料の空港内シャトルバスでエアポート駅へ行き、地下鉄ブルーラインに乗る方法もあります。
ニューヨークのガイドは、JFKからはエアトレインでJamaica駅またはHoward Beach駅へ行き、地下鉄E線、J/Z線、A線でマンハッタンへ入るのが最も安い方法だとしています。JamaicaからLIRRに乗るとより速いです。ニューヨークのガイドにはニューアーク(EWR)とラガーディア(LGA)からの行き方も載っています。
- ボストンのシルバーラインSL1:空港→市内方面は無料、時刻表は公式情報をご確認ください
- ボストンの無料シャトル+ブルーライン:地下鉄1回2.40米ドル
- ボストンのタクシー:ボストン、ケンブリッジのほとんどのホテルまで約25〜35米ドル
- ニューヨークのJFK エアトレイン+地下鉄:約60〜75分、約11〜12米ドル
- ニューヨークのJFK イエローキャブ:交通状況により約45〜75分、定額約70米ドル+通行料・チップ
何日必要?費用は?
ガイドがすすめる日数は、ボストンが3泊4日〜4泊5日、ニューヨークが4〜6泊です。ボストンはダウンタウン、ノースエンド、チャールズタウンをフリーダム・トレイル1本でつないで歩き、川向こうのケンブリッジや港の島々を加える組み立てです。ニューヨークはセントラルパークと美術館、自由の女神、ブルックリン橋、ハイライン、ブロードウェイのように、エリアごとに1日ずつ使う組み立てです。
ボストンのガイドは交通費と無料の見どころ、一部の史跡の入場料で予算を案内し、宿泊費が予算の大部分を占めるため日付ごとの料金を予約サイトで比較するようすすめています。ニューヨークのガイドは一日の予算を3段階で示しています。ニューヨークでは値札に売上税(ニューヨーク市は約8.875%)が含まれておらず、レストランでは税抜き金額の通常15〜20%のチップが基本です。
- ボストンの交通:地下鉄「T」1回2.40米ドル(11歳以下無料)
- ボストンの無料スポット:フリーダム・トレイルの散策、ボストン・コモンとパブリック・ガーデン、ファニエル・ホール、USSコンスティチューション、バンカーヒル記念塔、ハーバードの公式ツアー
- ボストンの有料の例:オールド・ノース教会のディスカバリー・パス大人10米ドル(鐘楼室ツアー付き15米ドル)
- ニューヨークの一日の予算:節約 約120〜150米ドル、中級 約300〜400米ドル、高級 約700米ドル以上
- ニューヨークの食事:ピザ一切れ約4〜6米ドル、ベーグル約5〜15米ドル、パストラミサンドイッチ約25〜30米ドル
月別の天気を比較
ボストンのガイドは、6〜9月を平均最高22〜27°Cと暖かく散策や港の島めぐりに向いた時期、10月を涼しく、チャールズ川でボートレース「ヘッド・オブ・ザ・チャールズ・レガッタ」が開かれる月として紹介しています。ニューヨークのガイドは4〜6月と9〜11月を街歩きに最も快適な時期に挙げています。2つのガイドの良い時期が重なる6月と9月なら、どちらの都市も街歩きに向いています。
以下の数値は、2都市で出典と期間が異なります。ボストンは世界気象機関(WMO)世界気象情報サービス — 米国国立気象局(NWS)提供、ボストン(WMO都市データ)、1981–2010、ニューヨークは米国海洋大気庁 国立環境情報センター(NOAA NCEI)米国気候平年値、ニューヨーク・セントラルパーク観測所、1991–2020です。期間が異なるため、おおまかな比較としてご覧ください。同じ月の平均最高/最低気温と降水量を並べています。
ボストンのガイドは12〜2月を平均最高2〜5°C、最低−5〜−2°Cと寒い時期とし、ニューヨークのガイドは7〜8月は蒸し暑く、1〜2月は厳しい寒さになることがあるとしています。ニューヨークのホリデーシーズン(感謝祭から新年まで)は華やかですが、ホテル料金が跳ね上がります。
- 1月:ボストン 2/-5℃・85mm、ニューヨーク 4/-2℃・93mm
- 4月:ボストン 13/5℃・95mm、ニューヨーク 17/8℃・104mm
- 6月:ボストン 24/15℃・94mm、ニューヨーク 27/18℃・115mm
- 7月:ボストン 27/19℃・87mm、ニューヨーク 29/21℃・117mm
- 9月:ボストン 22/14℃・87mm、ニューヨーク 25/17℃・110mm
- 10月:ボストン 16/8℃・100mm、ニューヨーク 18/11℃・111mm
歩いて巡る一日:フリーダム・トレイルとマンハッタン
ボストンの一日はフリーダム・トレイル1本で描けます。地面の赤い線をたどって、ダウンタウン、ノースエンド、チャールズタウンの16の史跡を結ぶ2.5マイルの道で、トレモント・ストリート139番地のボストン・コモン観光案内所から始めてUSSコンスティチューションで終わるルートがおすすめですが、順番は自由です。1713年に建てられた旧州議事堂はボストンに残る最古の公共建築で、近くの丸い石畳の印が1770年のボストン虐殺事件の現場を示しています。「自由のゆりかご」ファニエル・ホールは入場無料です。
ノースエンドのオールド・ノース教会は1723年に建てられたボストン最古の教会建築で、1775年4月18日に尖塔に2つのランタンを掲げ、ポール・リビアの騎行の合図を送った場所です。昼はノースエンドの手作りパスタやカンノーリ、夜はクラムチャウダーとロブスターロールがよく合います。
ニューヨークの一日はエリアを移りながら歩きます。ガイドのモデルコースには、9/11メモリアル(屋外の追悼プールは無料、博物館は有料)を見てから、ブルックリン橋をマンハッタンからブルックリン方面へ歩いて渡り、ダンボでスカイラインを眺めるコースや、古い鉄道の高架跡に造られた無料の空中公園ハイラインをチェルシーから北のハドソン・ヤードまで歩くコースがあります。ブルックリン橋は早朝が最も空いています。

- ボストン:歩くのは無料、一部の史跡やガイドツアーは有料(18世紀の衣装を着たガイドによる公式ツアーは年362日)
- ボストン:旧州議事堂とオールド・サウス集会所は1枚の有料入場券で両方見学可能(料金は公式情報をご確認ください)
- ニューヨーク:展望台を一つ選ぶなら夕暮れ時、いずれも有料で時間指定入場制
- ニューヨーク:タイムズスクエアとブロードウェイは夜が一番の見どころ
公園と水辺:ボストン・コモンと港の島々、セントラルパークと自由の女神
ボストン・コモンはアメリカ最古の公園で、フロッグ・ポンドは冬はスケートリンク、夏は子ども向けの水遊び場になります。隣のパブリック・ガーデンはアメリカ初の公共植物園で、池(ラグーン)や100年以上運航しているスワンボートがあります。5〜10月はロング・ワーフからスペクタクル島やジョージズ島へのフェリーが運航し、ジョージズ島では南北戦争時代の要塞フォート・ウォーレンを見学できます(フェリーの切符と時刻表は公式情報をご確認ください)。
ニューヨークのセントラルパークは無料で、朝の散歩や自転車でベセスダの噴水とボウ・ブリッジの周りを巡るのがおすすめです。水の上からは、マンハッタン南端から出る無料のスタテン島フェリーで自由の女神とスカイラインを眺められます。自由の女神&エリス島へはバッテリー・パークから公式フェリーに乗ります。台座と王冠への入場は数が限られているので、早めに予約しましょう。

- ボストン:チャールズタウン海軍工廠のUSSコンスティチューション(1797年進水)とバンカーヒル記念塔は無料
- ボストン:ボストン港の34の島と半島が国立・州立公園
- ニューヨーク:スタテン島フェリーは無料
- ニューヨーク:ロウアー・マンハッタンは自由の女神行きフェリーに近い宿泊エリア
どう選ぶ?出発前の確認
赤い線に沿って独立革命の史跡を歩き、公園や港の島々、海の幸まで歩いて楽しみたいならボストン、美術館・舞台・スカイラインとさまざまな街の味を数日多めにかけて楽しみたいならニューヨークを選びましょう。どちらのガイドにも4日間のモデルコースがあるので、2都市を一度に訪ねるならそれぞれを参考に日程を分けてみてください。2都市間の移動方法は、出発前に公式情報で確認してください。
アメリカの入国要件(ビザ、電子渡航認証など)は、出発前に米国政府の公式情報をご確認ください。
- ボストン:史跡の開館時間は季節で変わります。観光客が最も多い5〜10月は特に公式情報を事前に確認
- ボストン:USSコンスティチューションに乗船する際、18歳以上は写真付き身分証の提示を求められることがあります
- ニューヨーク:タイムズスクエアのコスプレキャラクターやCDを手渡す人はお金を求めてくるので丁寧に断る
- ニューヨーク:深夜の地下鉄は人のいる車両に乗り、スマートフォンとバッグは体の近くに
ボストン旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
ニューヨーク旅行の準備
OneWorldでは決済しません。比較してから各公式パートナーサイトで予約します。
よくある質問
初めてのアメリカ旅行なら、ボストンとニューヨークのどちらがいいですか?
フリーダム・トレイルに沿って独立革命の史跡を歩き、公園や港の島々、海の幸を楽しみたいならボストン、美術館・舞台・スカイラインと世界中の料理を楽しみたいならニューヨークが向いています。ガイドがすすめる日数は、ボストンが3泊4日〜4泊5日、ニューヨークが4〜6泊です。
2都市を一緒に回るなら、いつがいいですか?
ボストンのガイドの6〜9月と、ニューヨークのガイドの4〜6月・9〜11月が重なる6月と9月がおすすめです。2都市間の移動方法は、出発前に公式情報で確認してください。
空港から市内まで公共交通で行けますか?
はい。ボストンはローガン国際空港からシルバーラインSL1のバスが市内方面は無料で、レッドラインへ無料で乗り換えられます。ニューヨークはJFKからエアトレインと地下鉄で約60〜75分、約11〜12米ドルです。
一日の予算はどのくらい見ればいいですか?
ニューヨークのガイドは、一日あたり節約で約120〜150米ドル、中級で約300〜400米ドル、高級で約700米ドル以上としています。ボストンのガイドは地下鉄1回2.40米ドルとフリーダム・トレイルなどの無料の見どころを案内し、宿泊費と食費は予約サイトで日付ごとに確認するようすすめています。
関連記事



ⓘ 写真の出典
- Boston Public Garden · Erik Cooper / CC BY 2.0
- Brooklyn Bridge · Suiseiseki / CC BY-SA 3.0
- Georges Island and Fort Warren (Boston Harbor Islands) · Doc Searls / CC BY 2.0